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藤崎(上海)商務

主な中国ECモール
タオボオ(taobao.com)とは、漢字では「淘宝網」と書きます。"宝をすくい取る網"の意味で、中国ECブームを牽引している総合ECモールです。タオボオにはありとあらゆる商品、約8億以上のアイテムが掲載されており、約4億人の会員を持っています。 ここに店舗を出しているショップは、なんと700万店舗以上。中国最大の総合ECモールです。タオボオは個人間取引(C2C)のタオボオと、企業と個人の取引(B2C)のタオボオモールの2つの領域に分かれています。タオボオへの出店には出店料金も決済手数料も無料なので、誰でも気軽に自分のお店を開くことができます。 もちろん、買い物をする会員も会員費用や決済手数料も不要です。こういった気軽さもあって、中国ECでタオボオが巨大なシェアを築いてきました。タオボオの中には主軸であるショッピングのコーナー以外にも、さまざまなコミュニティがあり、ただ売る、買うという目的以外でも楽しめるサイトになっています。


2004年に3C製品(家電、デジタル、パソコン)をメインにしたモールをオープン以降、年間平均200%以上の成長を維持し、 2009年の売上高は40億元(約487億円)、2010年度の成長率を250%を設定したが、この目標を見事に完成した。 今年、同社は1.5億ドルの融資を実現し、アパレル、百貨、書籍などのカテゴリを拡充し、総合ネット通販サイトへ転身した。 米ウォルマートが出資している。

図書を中心にしたモールでは、中国No.1のサイト。図書分野で京東網と熾烈な競争を繰り広げている。現在では、家電、アパレル、食品などの分野にも進出して会員数を増やしているしている。高学歴、高年齢層の会員比率が比較的高いと言われている。
2010年12月にニューヨークで新規株式公開(IPO)を行った。

2000年5月にオープン。日本のアマゾンとほぼ同じビジネスモデル。家電製品、アパレル、化粧品、家庭雑貨などが中心。
卓越(joyo)をアメリカアマゾン社が買収した。

中国EC市场概况
中国EC進出をしている企業、日本にいて海外進出を模索する企業に向け、サービスを提供しています。
タオボオなど急成長中の中国通販市場には、日本とは異なる文化や背景があります。そこで成功するには「物流」「決済」「プロモーション」「顧客対応」において、中国のビジネス習慣に合致し、 かつ全体に埋もれない中国通販サイトの運用をする必要があります。
2010年はECモール元年
中国のEC市場はこれまで、「タオボオ」を牽引役として個人間売買市場(CtoCと呼ばれる、ヤフーオークションに代表されるECモデル)を中心に成長してきました。 しかし、2010年以降は法人が出店主体となり、ECモールに出店する形式(BtoCと呼ばれる楽天に代表されるECモデル)を中心に成長していくと予測されます。


モバイルによるECの伸び
今まで中国でモバイルによるECが普及しなかった背景には、回線速度の遅さにあります。
しかし、3G回線が導入され、合わせて携帯に慣れ親しんだ世代や、携帯をビジネスで
使うビジネス層が増加している中、今後はモバイルECの成長も見込めると予測されます。


中国内陸部へのインターネットとECの普及
中国のインターネット普及は、開発が先行した沿岸部を中心に興った。
今後は内陸部の普及伸び率が期待され、 都市部の70%を超える普及率に比べ、
内陸部はいまだ25~40%程度。 政府の内陸部活性に向けた政策も追い風になり、
内陸部の経済発展、それに伴うECの人口増大は進むことが予測されます。


ECモール比較
成長著しい中国EC市場ですが、当然さまざまなECモールが群雄割拠しており、 売上を上げるために押さえておくべき大手ECモールの特徴をお伝えします。
中国の全EC市場の中でタオボオのシェアは90.5%。 全BtoCモールの中でタオボオモールは、46.9%と最大のシェアをもちます。


タオバオモール

     CtoC              BtoC


タオボオが大きなシェアを占める中国EC市場
EC(エレクトリックコマース)、身近な言葉で言うとネットショッピングですが、中国でも非常に盛り上がっています。インフラであるインターネットの普及、経済の発展に伴う所得の向上といった事がその理由で、リアルショップからECでの購入へと、中国の消費動向の様子が大きく変化してきています。すでに2010年のECでの流通金額は約5,000億元(約6.5兆円)にも及んでいます。また、専門の調査機関によると、2013年には1兆2000億元(約15兆円)を超えるという予想もあります。その中国ECの中で、最も大きなシェアをもっているのが、総合モールのタオボオ(taobao.com)です。なんと、中国全体のECでの流通金額の80%ものシェア(約4,000億元)を占めています。現時点ではタオボオは中国ECのスタンダードだと言っていいでしょう。また、中国ではタオボオの他にも、中国アマゾン(卓越)、京東商城、当当網、中国楽天(楽酷天)など100を超えるECモールがシェア競いあっています。加えて昨年中盤あたりから台頭してきたのが、共同購入ポータルサイトです。日本ではグルーポンが有名ですが、中国でもこういったGroupon系サイトが多く出来ています。今やECは中国人の生活に欠かせないものになりつつあります。

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